ブロメリア着生種の植え付け方(水苔編)


– ブロメリアの植え付け方(水苔編) –
ブロメリアの植え付けは、育成者によって用土や鉢で趣味が分かれます。
今回は着生種を栽培する上でもっとも最良と言われる水苔+素焼き鉢での植え付けを紹介します。
この方法はベアルートの植え付け、植え替え、株分け共通です。
使うブロメリアは Billbergia elegans(ビルベルギア・エレガンス)、美しいビルベルギアのひとつです。
あくまでぼくのやり方なので参考までに。
– 用意するもの –
・群生したブロメリア(着生種)
・水苔
・素焼き鉢(3号鉢)
・鉢底ネット(なくても可)
・ハサミ

まずは水苔を戻す作業。
写真はちょっと水を入れ過ぎですが、水苔全体に水分をかけるイメージで。
そのまま1時間ほど寝かせます。
※蘭などを植え込む際には水苔に霧吹きで吹きかけて手で混ぜ、水を足し、一晩寝かせておくという方法が芯まで水を含み最高の仕上がりになりますが、ブロメリアでそこまでする必要があるかは謎です
まずは鉢から苗を抜き出します。
ご覧の通りサークリング現象が起こっています。
着生種なので一般的な植物ほど根詰まりの影響は受けにくいですが、2年に一度は植え替えの際に根の整理をしてあげましょう。
何年も放置した株だと鉢の内側までギチギチに根が張り、鉢から抜けなくなることも少なくありません。ハサミなどで用土と鉢の設置面をえぐるようにすると抜け易いです。
最悪の場合、素焼き鉢をハンマーなどで叩いて砕きます。背に腹はかえられません、、、
抜いた苗の水苔を落としていきます。
カメラを持ってるので片手でやってますが、右手も使っているところを想像して下さい。
両親指でわしゃわしゃと掻き分けて、株元に向かっていく感じで。
ある程度水苔がとれたら、株を分けるため、株元にハサミを入れます
はさみの刃は予めライターなどで炙り、殺菌しておきます。
分けた図。
どの株にも根が着いている状態。
このとき、それぞれの株元に枯れた葉があればむしりとってあげます。

 
次は鉢の準備。
素焼き鉢の底に鉢底ネットを置きます。
虫やナメクジなどが入り込むリスクを軽減出来ますが、必須ではありません。
裏返すとこんな感じ。
ぼくは鉢底ネットが見えてると実際の効果以上に安心感を感じるので好きです。
先程分けた株の根を包み込むように水苔を巻きます。
ベアルート(抜き苗)の場合は発根を願いながら株元をそっと包み込みます。
鉢底に敷いた水苔の上に置きます。
株が真ん中にくるよう片手で抑えながら、脇から水苔を足していきます。
カメラで撮っているので片手ですが、両手を使って脇からぐりぐりと水苔を押し込んでいきます。
水苔は詰めれば詰めるほど隙間がなくなり、乾燥が早くなります。
逆に、詰め方が甘いといつまでも水を含んだ湿潤な用土になります。
着生種は湿生植物ではないので、いつまでも停滞した用土だと生育は悪くなります。
水苔を押し込み、適度に固い用土にします。
うまく適度に固く押し込めていれば、植え替え直後であろうと
傾けても固定されているので動きません。
ということで、無事3つに株分け終了です。
植え替え後の植物は一段とキレイに見えますね。
植物もきっと喜んでいることでしょう。
水苔+素焼き鉢の組み合わせは着生種の栽培法としてとても優れていると思います。
ワイヤーを使えば簡単に吊り管理ができ、用土内の乾湿のコントロールもしやすい。
この水苔+素焼き鉢の組み合わせは毛細管現象により素焼き鉢が水苔に含まれた水分を内側から吸収し、外側から蒸発させることで気化熱を奪い、鉢内の温度上昇を抑えます。
更にその蒸散される水分で適度な湿度が保たれるという、着生種にとってとてもいいサイクルを生み出すようです。

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